最近ニュースなどでインプラント治療は危険などがあるようなことも聞きます。
【内藤院長】
インプラントは100%成功するものではないんです。
手術をして、100%インプラントが定着したというデータは聞いたことがありません。
100本埋入すれば1本、2本、不具合がでる可能性があります。
当院では、事前に入念な審査をするために治療そのものの不具合はないんですが、まれに埋入後の咬み合わせの問題が生じることがあります。
入れたあと、歯ぎしりや食いしばりが強くなってきて、自分の歯を痛めてしまうことがあります。
それは自分の歯でも人工の歯でも同じことです。
きめ細やかなメインテナンスが必要です。
10年20年が経過した患者さまの満足度はいかがですか?
【内藤院長】
みなさんがおっしゃるのは「インプラントにしてよかった」「しっかり噛めるようになってよかった」ということです。
これはみなさん口を揃えておっしゃいますね。
長持ち、メインテナンスということ考えるとインプラント治療というのは本当にひとつの過程なんですね。
【内藤院長】
そのとおりです。
インプラント治療はあくまでゴールではなく、出発点ですね。
患者さんにもそういう話はしています。
ご自分の歯でも人工の歯でもお手入れがよくないと長持ちしませんから。
インプラント治療を悩んでいる方へのメッセージをお聞かせください。
【内藤院長】
インプラント治療は確かに快適で、メリットもたくさんあり、夢の技術のようにいわれます。
しかしながら決して万人に対して万能な治療法ではありません。
事前に入念な審査を行い、ご自分にインプラントが向いているのか向いていないのか、メリットやデメリットの大きさを納得いくまで歯科医に相談し、説明をうけることが大切です。
不安なお気持ちは気軽にお聞かせいただければ、ていねいに対応させていただきます。
インプラント治療が終わった方へのメッセージをお聞かせいただけますか?
【内藤院長】
インプラント治療後は快適なだけに、ほとんど自分の歯と区別がつかない感じで日々過ごされることと思います。
存分に快適さを噛みしめていただきたいですね。
しかし人工物には違いないので、きちんと歯磨きを行い、定期検診やメインテナンスを欠かさないように気を付けていただきたいと思います。
最後に先生が目指しているインプラント治療を教えてください。
【内藤院長】
患者さまの生涯を通じて、多くのメリットが出せるような治療、安心で安全なインプラント治療を目指しています。
見た目だけでなく、おいしい食事をしっかりと噛みしめられる喜び、クオリティ・オブ・ライフの向上ですね。
今後もより一層の研鑽を重ね、常に最先端のインプラント医療をご提供できるよう努めていこうと思っています。